はじめまして、当ブログ筆者のヒロです。
「極端に糖質や脂質を制限する」「1日の食事は1食のみ」といった自己流のダイエットは、あなたの体に大きな健康被害を及ぼす可能性がありますし、間違いなく失敗します。
ダイエットを成功させる上で必要不可欠な「カロリー収支」というものがあります。
今回の記事では、カロリー収支について詳しく解説します。
カロリー収支とは一日の摂取カロリーと消費カロリーの差のこと

摂取カロリーは一日に摂取したカロリーの総量、消費カロリーは一日に消費したカロリーの総量のことをいいます。
摂取カロリーと消費カロリーの差でカロリー収支は決まります。
カロリー収支がプラスであることは、体に必要なエネルギーが余っている状態
カロリー収支がマイナスであることは、体に必要なエネルギーが足りない状態
ということです。
カロリー収支がプラスであれば、余分なエネルギーは体脂肪等として体に蓄えられます。
消費カロリー=体重(kg)×22g×生活強度(1.5~2.1)

一日の消費カロリーは上記の計算式で求められます。
生活強度の数値の決め方は以下のとおりです。
- デスクワーク+通勤や通学でも歩かない→1.5
- 通勤、通学で仕事中に歩く量が1~2時間程度ある→1.7
- 仕事が肉体労働で運動量がある→1.9
- 仕事が肉体労働で運動量がある+定期的にスポーツをしている→2.1
しかし、ここで注意してもらいたいのは、この計算式で求められる消費カロリーは、おおよその消費カロリーであることです。
現代の技術では、個人の身体の体脂肪率や筋肉量を正確に計算することは不可能であり、一日の消費カロリーは個人の筋肉量や一日の運動量により微妙に変化するため、消費カロリーを完璧に把握することはできません。
ですが、ダイエットの際に知っておくべき消費カロリーは、上記の計算式で求められる消費カロリーでも問題ありません。
摂取カロリーはアプリとキッチンスケールを使って把握する

食事管理アプリには、食材ごとの栄養成分やカロリー数が登録されています。
食事前にそのアプリを使い、何をどのくらい食べても摂取カロリーが消費カロリーを超えないか計算し、食べる分量をキッチンスケールで測るようにします。
アプリの種類によりますが、飲食店のメニューの栄養成分やカロリーが登録されているものもありますので、簡単にカロリーを把握することができます。
また、スーパーやコンビニで弁当や総菜を買う場合でも、表示シールにカロリーが記載されていますので、買う前にカロリー数を確認するようにして、摂取カロリーが消費カロリーを超えないように気をつけましょう。
カロリー収支がマイナスであれば体脂肪は減っていく

カロリー収支がマイナスであることは、体に必要なエネルギーが足りていないということです。
カロリー収支がマイナスであれば、足りないエネルギーの分は体脂肪や筋肉が分解され、エネルギーとして消費されていきます。
しかし、ウエイトトレーニングや高強度のインターバル走などの、筋肉の高い負荷をかける運動を行わなければ、体は体脂肪を優先して分解し、日常生活を送るために必要なエネルギーとして消費します。
無理なくダイエットを始めよう
多くの方が「ダイエット=体重を減らすこと」というイメージを持っているかと思いますが、それは本当のダイエットではありません。
体重を減らすこと自体が目的であれば、風呂やサウナで汗をかき、体内の水分量を減らせば簡単に体重は減ります。
しかし、水分を摂ってしまえば体重は元通りになりますから意味がありません。
体につきすぎた余分な脂肪を落とすことが、本当のダイエットです。
自分のカロリー収支を把握して、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように食事をすれば、健康的に痩せることができます。
過度な食事制限は必要ないですし、毎日ランニング等をしなくても、日常生活を送る中で、体脂肪はエネルギーとして分解されていくのです。
ダイエットの知識不足で、今まで痩せられなかった方は、カロリー収支を把握することから始めて、もう一度ダイエットに挑戦しましょう。